公認会計士の1日の仕事の流れ

本記事では、公認会計士の1日の仕事の流れやスケジュール例などを紹介します。これから公認会計士として働きたい、資格取得を目指したいという人は、公認会計士になった後、1日の仕事はどのように行うのか、働き方をチェックしてみてください。

公認会計士の1日

クライアントの事務所で過ごす時間が多い

公認会計士の仕事は、監査業務が中心です。監査とは、会社の資産・取引などを示した決算書と呼ばれる書類に、間違いがないかどうかをチェックしながら公認会計士として意見をまとめる、という業務です。

チェックするべく資料は膨大にあるため、公認会計士はクライアントとなる会社に長時間常駐し、監査業務をこなします。

監査業務を行う間は、公認会計士の事務所ではなくクライアントの事務所に出向くのが一般的です。

ただし業務を行うのがクライアントの事務所なので、クライアントの事務所の業務時間に従う必要があります。朝は始業時間を少し過ぎたころに訪問し、終業時間の少し前には事務所を出る、というようなスケジュールが基本です。

ただし、公認会計士といってもどのような立場で仕事をするかによって、1日の業務内容は変化します。監査業務だけでなく、専門知識を生かして経営面のコンサルティングを行ったり、税務の仕事を担ったりすることもあるため、働き方はその都度変化します。

自己研鑽も仕事の一部

公認会計士の1日の仕事には、自己研鑽も含まれます。監査業務が仕事の多くを占めるものの、監査の時期は会社ごとに会計期間が定められているため、担当している事務所によっては監査の仕事がない時期も発生します。

その間は、知識をブラッシュアップするために、事務所内で開かれる研修に参加したり、自らテーマを決めて勉強をしたりする時間にあてます。

会計基準は頻繁に変化するだけでなく、クライアントの業界に関係する知識を身につけることも、公認会計士の大事な仕事の1つです。

1日のスケジュール例

公認会計士は、以下のようなスケジュールで仕事を行うことが多いです。監査業務を中心とする、一般的な働き方を時間軸で紹介します。