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会社・仕事は辞めるべきか
公認会計士になるための勉強をしたい、でも仕事と両立できるか不安、仕事しながら合格できるのか心配、でも会社を辞めるのも…と悩んでいる方に向けて、「会社を辞める」「働きながら合格を目指す」それぞれのメリット・デメリットを紹介します。会社や仕事を辞めるリスクもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
会社を辞めて勉強に専念するメリット・デメリット
メリット
合格するのが極めて難しい公認会計士の試験ですから、勉強する時間をどれだけ確保できるかが、合格・不合格を分けるポイントとなることは言うまでもありません。会社を辞めれば勉強に専念することができますので、それだけ合格への道に近づくことができます。
実際に過去のデータを見てみると、会社員の合格率が4.8%であったのに対し無職の人は8.2%となっており、3%以上高くなっています。
デメリット
会社を辞めて勉強に専念したとしても、そのハードルの高さから、合格できなかったらどうしようという不安に苛まれる方も少なくありません。それがかえってプレッシャーになってしまって、勉強が手につかない…なんていうケースも。
また、合格するまでには長期的な視野で挑まなければなりませんので、向こう数年分の生活費の確保や、専門学校の費用などを用意する必要があります。これまでのように、自由にお金を使えなくなるというストレスも考えられます。
働きながら公認会計士合格を目指すメリット・デメリット
メリット
働きながら合格を目指す場合には、生活への不安がありませんので、不合格へのプレッシャーが少なくなると考えられます。心にゆとりがあれば、安心して勉強をすることができるので、余分なストレスに悩まされず、勉強に集中することができるでしょう。
デメリット
公認会計士の試験は広い範囲の知識が求められますので、どうしてもまとまった勉強時間が必要となります。すきま時間で少しずつ勉強していると、全ての科目の学習をバランスよく効率的に進めることができず、いつもこれまで勉強したことの復習に時間を費やすことになる可能性もあります。実践演習にかける時間が不足してしまい、短答式試験にすら合格できないなんていう事もあり得るのです。
会社・仕事を辞めるリスク
会社を辞めるということは、当然のことながら無職になるわけです。ある程度の貯金をすれば、すぐに生活に困るということはありませんが、合格率が極めて低い公認会計士。会社を辞めて勉強に専念したからといって、必ずしも合格の道が保証されているわけではありません。
そんな生活が何年も続けば、貯金も食いつぶしてしまいますし、公認会計士を諦めて他の仕事に就職しようと思っても、何年間かのブランクのためにすぐに仕事が見つからないというケースも考えられます。
まとめ:働きながら効率的に学ぶほうが安心
公認会計士を目指すならば、会社を辞めて勉強した方がいい。そんな考えが浸透しているのは、おそらく公認会計士に合格するには3,000時間勉強する必要があると言われているからではないでしょうか。確かに毎日休まずに8時間程度勉強すれば、3,000時間を達成することはできますが、それで必ず合格するわけではありません。
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