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短答式試験の勉強法
公認会計士の受験科目のひとつ、短答式試験の勉強方法・科目などを紹介しています。
短答式試験の概要
必須4科目で構成された短答式試験が、公認会計士になるための最初の登竜門です。出題範囲が広いため、1つずつ深く勉強するよりも、広く浅く勉強していくのが良いでしょう。
財務会計、管理会計、企業法、監査論の4科目があるので、それぞれの傾向を把握し、勉強を進めましょう。
短答式試験の勉強法
計算科目はアウトプットを繰り返す
短答式試験は、とにかくアウトプットを繰り返し、知識を体に覚えさせることが大切です。
テキストをそのまま暗記することはオススメできません。なぜならば、覚える範囲が広すぎるためです。丸暗記にしてしまうと非効率なので、間違えた箇所はどこで間違えたかをしっかり把握し、効率的に勉強することが大切です。
またアウトプットを繰り返し行うことで、試験の傾向を掴むことができます。丸暗記をすると、確実に試験に出ないと思われる範囲も記憶しなければなりません。それはとても非効率なことから、これまで出された計算科目等を、アウトプットを繰り返す方が効率的と言えるでしょう。
理論科目は自分の言葉で覚える
理論科目は暗記科目と言われがちですが、内容が身に付いていないと応用が利きません。他の人に説明できるぐらい、しっかりと内容を把握する必要があります。実際に他の人に教えるという行為は、自分が持っている知識やテクニックを伝えるという行為です。一見無駄があるような行為に感じますが、知識やテクニックを共有することで、自身にとって更に効率的な勉強につながるかもしれません。
とは言え意味なくまんべんなく勉強するのは非効率です。出題傾向を把握している予備校のテキストなどを上手く活用し、自分が覚えやすいポイントを把握しながら勉強を進めましょう。
短答式試験の科目
財務会計論
短答式試験を乗り越えるために、習得が必須の項目がこの財務会計論です。
主に計算を行うこの科目は、一度習得すると忘れにくい性質があります。早めの習得がオススメです。
管理会計論
財務会計論同様、早めに習得することをオススメする科目です。
短答式試験対策でまず乗り越えるべき壁はこの会計論だと言って良いでしょう。自信を持てるまで勉強を進めましょう。
監査論
暗記だけでは太刀打ちしにくいのがこの監査論です。
実務を経験していないとイメージできない要素が多く、自分が今どこを勉強しているのか、どの分野と繋がって行くのか、強く意識する必要があります。
企業法
短答式試験において、稼ぎどころはこの企業法です。
暗記をすることで、対策できる科目です。原文を読み込み、自信を持って回答できる状況をつくり、少なくとも90点以上、できれば満点を目指しましょう。