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高卒でも公認会計士になれる?
高卒・中卒でも公認会計士になれる?
公認会計士の資格には学歴や年齢の制限がないので、中卒や高卒でも試験にさえ合格すれば資格取得が可能です。実際に、過去には16歳という若さで資格試験に合格した人もいます。
公認会計士の資格試験における難易度は非常に高いですが、きちんと知識を身に付ければどんな人にもチャンスがあるでしょう。とはいえ、公認会計士として活躍するには、資格取得後2年間の実務経験や修了考査の合格などといった条件があるので注意が必要です。
高卒・中卒で公認会計士を目指す魅力
高年収を期待できる
公認会計士の平均年収は892万円。一般サラリーマンの平均年収と比べて、2倍以上の収入を手にすることができます。また、大卒の平均年収も大きく上回っており、かなりの高収入が期待できるでしょう。
さらに、監査法人の場合は役職が上がるほど年収が高くなりますし、独立の場合は年収だけでなく自分の可能性を広げるチャンスにも繋がります。
就職・転職しやすい
公認会計士には、資格を持っていないとできない独占業務が多く、自分の評価を大幅に高めることが可能です。また、公認会計士は人手不足の状況であるため、学歴に関係なく高い需要が見込まれます。
また、公認会計士の就職先は、監査法人をはじめ一般企業の経理や経営コンサルタントまで幅広いです。活躍の場が多いため、就職・転職しやすい職業と言えるでしょう。
高卒・中卒で公認会計士を目指すときの注意点
合格までの道のりは非常に厳しい
公認会計士の資格試験は、難易度が非常に高いことで有名です。中には、何度チャレンジしても合格できず、途中で資格取得を諦める人もいます。しかし、受験を断念した場合、自身の経歴には何も残らず、その後の就職や転職が厳しくなるケースも。
また、スクールに通う際や何度も受験するためには、それなりのお金が必要になることも念頭に入れておかなければなりません。
大手監査法人に就職するのは難しい
公認会計士の資格を取るだけなら中卒や高卒でも問題ありませんが、日本4大監査法人などへの就職を希望する場合は、大卒以上の学歴を保有しておいた方が良いでしょう。実際に、公認会計士を目指す人の多くは、東大や慶応などの難関大学出身者です。高学歴の人たちとともに就職活動を行うとなると、どうしても学歴面で不利になってしまいます。