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公認会計士のインターン事情
本記事では、公認会計士がインターンを行うメリットや、インターンの業務内容について解説しています。
公認会計士のインターンで行う業務内容
公認会計士のインターンで行う業務内容は、事務所によって異なる場合がありますが、多くは既存の公認会計士のアシスタント的な業務になります。会計処理や経理業務、給与計算、資料整理などの業務において、実際に使用している会計ソフトを操作しながら作業を行います。
ソフトの使用方法など、業務に必要な説明は初日に先輩社員が教えてくれるので心配ありません。インターン用の業務マニュアルを用意している公認会計士事務所も多いです。
そのほか、法務局や税務署に申請や手続きをしに行く業務や、伝票や各種書類のファイリング、チェックリストの作成などの業務を行うこともあります。公認会計士の仕事は、仕分けなどの会計業務以外にもさまざまなものがありますので、これらを経験することで実際に就職したときの仕事の流れを理解できます。
公認会計士のインターンに参加するメリット
実務に入る前に業務の流れを把握できる
インターンを行うことで、実際に社員として公認会計士の業務を行う前に、仕事の全体の流れを把握できるため、即戦力として活躍できます。仕事には「PCDA」サイクルに則って業務をこなすことになりますが、このPCDAのサイクルもインターンを経験することで把握でき、通常の業務と並行して仕事を進める上でも役立ちます。
企業の事業内容を理解できる
会計業務は、これまで勉強してきた会計の知識と、実際の実務で違いを感じることが少なくありません。顧客企業がどのような活動をしているかを理解することで、企業ごとの仕分けパターンを把握でき、実務に入ったときによりスムーズに業務を遂行できます。
別の視点から会計を見ることができる
会計事務所の中にはコンサルティングを行っているところもあり、こうした部署のインターンを経験することで、コンサルティングに関する知識を得ることができるケースもあります。また会計における問題解決を行うにはどうすればよいか、先輩の公認会計士の仕事ぶりを見ながら学ぶことができる点もメリットのひとつです。
公認会計士のインターンに適している人とは?
大学生
大学生、特に1年・2年生で公認会計士の資格取得を目指している人は、勉強のモチベーションを高める上でインターンの経験が役立ちます。インターンを経験することで実務の流れをつかむことができ、より公認会計士になることが現実的になるからです。
就職活動をしている人
公認会計士はもちろん、ほかの企業への就職を検討している人も、インターンの経験は有意義です。インターンの経験自体が、就職活動に役立ちます。就職活動は年々早期化しているため、早めにインターンに参加して実務の流れを掴み、その後の勉強時間を確保することで希望の内定を取りやすくなります。