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公認会計士になると苦労すること
このページでは、公認会計士になると苦労することについて詳しく解説しています。
公認会計士になると苦労すること5選
収入や働き方などメリットが多くある公認会計士ですが、実は苦労することもあるのです。公認会計士になると苦労すること5つを解説します。
常に公平性を保つ必要がある
公認会計士の仕事では公平性を保つことが重要です。
取引先の企業の監査を行う場合は、第三者の立場から冷静に経営状態・決算書などをチェックする必要があります。
公平な立場にいなければいけないのにもかかわらず決算書にある嘘や間違いを指摘しなかった場合、後になって発覚した際に企業の信頼を損なってしまう事態にもなり得ます。
嘘や間違いを知りながらも指摘しなかった公認会計士としての責任問題にもなるでしょう。
「企業の人と仲が良いから」「大きな間違いじゃないから」といって指摘を辞めたりせずに、公平性を保って仕事に務めなくてはいけません。
体力・忍耐力が求められる
公認会計士の仕事は伝票や請求書、決裁書類のチェックなど、膨大な量の財務書類を処理する地道な作業が多いです。忙しくなる決算期には、朝から晩までこの地味な作業をし続けなくてはいけません。
意外にも体力・忍耐力が求められる仕事なのです。
また公認会計士の監査業務には出張がつきもの。地方や海外の企業に出張することがあるのはもちろん、長期間にわたる出張もあるため体力がないと務まりません。
繫忙期と閑散期の差が大きい
先述のように、公認会計士は決算期の4~5月になるととても忙しくなります。GWは休みを取れないことも珍しくなく、残業が続くことも。
近年は監査法人の就業環境も改善されてきているため、繁忙期でも長時間残業することはあまりありません。
とはいえ一年中忙しいというわけでなく、繁忙期を乗り切ると長期休暇が待っています。繁忙期と閑散期の差が大きい仕事なのです。
プライベートの時間を確保するのが難しい
4~5月の繁忙期はプライベートの時間を確保するのが難しくなります。仕事時間も長くなりやすく、さらに休みも取りづらくなるでしょう。どうしてもプライベートの時間を確保したいという人は苦労するかもしれません。
常に知識を更新し続ける必要がある
公認会計士は試験に合格したら、それ以降勉強が必要ないと思っている方も少なくないでしょう。しかし、公認会計士は常に知識を更新し続ける必要がある仕事です。
なぜなら会計基準や税制が変化し続けるため。変化する会計基準に対応していかなくてはいけません。公認会計士は会計知識・実務スキルを維持するために、毎年一定の学習単位の取得が課されています。
公認会計士として働き続けるためには、勉強し続ける必要があるのです。